2012年の相続税申告状況
2013/12/19
国税庁のまとめでは、2012年に亡くなった人数は約126万人
で、財産が相続税の課税対象となった人は5万2394人(前年比
1.6%増)で、その財産は10兆7706億円(同0.3%増)
だったことが分かりました。
1人当たりの課税価格は2億557万円で、基礎控除額が現在の制
度となった1994年以降では過去最低のようです。
要因としては都市部以外での地価の下落や、株価の下落などが反映
された事が挙げられます。
税額は1兆2,514億円で、被相続人1人当たり2,388万円
となっています。
財産別では、
土地が、5兆3,699億円(金額構成比45.9%)
現金・預貯金が、2兆9,772億円(金額構成比25.4%)
有価証券が、1兆4,351億円(金額構成比12.3%)
の順となっています。
アベノミクスによる株価上昇を考慮すると、2013年は昨年より
は課税対象者や財産金額も上がるのではないかと思われます。
個人的には、2014年以降の基礎控除引き下げによる社会全体へ
の影響が気になるところですね。